セブン
セブン(Seven)
映画ジャンル/サスペンス・バイオレンス・ドラマ・クライム
1995年(アメリカ)
監督/デヴィッド・フィンチャー
製作/アーノルド・コペルソン、フィリス・カーライル
脚本/アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
撮影/ダリウス・コンジ
音楽/ハワード・ショア
タイトルデザイン/カイル・クーパー
出演/ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロー、ジョン・C・マッギンレー、リチャード・ラウンドトゥリー、R・リー・アーメイ、マーク・ブーン・Jr、ダニエル・ザカパ、アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー、ジョン・カッシーニ、ボブ・マック、ピーター・クロンビー、レグ・E・キャシー、ジョージ・クリスティ、リチャード・ポートナウ、ハイジ・シャンツ、エミリー・ワグナー、ケヴィン・スペイシー
映画賞/第62回NY批評家協会助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)、第5回MTVムービー・アワード作品賞、悪役賞(ケヴィン・スペイシー)、魅惑的な男優賞(ブラッド・ピット)、第39回ブルーリボン外国作品賞
映画セブンのあらすじ
Gluttony(大食)、Greed(強欲)、Sloth(怠惰)、Lust(肉欲)、Pride(高慢)、Envy(嫉妬)、Wrath(憤怒)
「7つの大罪」は7人の死で完成する―――
新任刑事ミルズと退職間近のベテラン刑事サマセットは異様な殺人現場へと向かう。そこには食べ物の中に顔を埋め息絶えた極限まで肥満した男の死体があった。やがてベテラン刑事サマセットは、殺人現場に残された「大食」の文字を発見する。退職を間近に控えていたサマセットの脳裏に暗雲が立ち籠めはじめる…
映画セブンの感想(※ネタばれ注意!)… 5/5点
猟奇殺人を扱ったサスペンス映画として今のところ最高傑作だと思っている映画です。
陰鬱な世界のどこかで異常な事件が繰り広げられていると言うか、不気味な犯人の存在を常に感じさせられるような雨とダークトーンの映像。「7つの大罪」を知らない僕にも劇中でそれがどんなものであるのかを分からせると同時に、犯人の台詞、映画の結末にその「7つの大罪」について深く考えさせる脚本。
そして、これ以上のキャスティングが無いのではと思わせるような配役と各々の演技。
おそらく今回が5回目くらいの鑑賞ですが、評価は初見と変わらず最高傑作と言う評価です。それどころか、僕の中で新しい解釈なども生まれ、欠点の見つからない映画と言った感想です。
未見の方は何も迷う必要無しです。乗り気でない飲み会などありましたら、携帯で
「これからすぐにセブンを観たいから・・・」
と伝えれば、その相手がもし僕のような奴なら
「すぐにそうしなさい!急いで!」
と、急かされ、逆の意味で少し怒られてしまうかも知れません。
しかし、この手の映画に付きものの「グロテスク」な映像があるので、そうした映像がまったく駄目な方にはおすすめいたしません。乗り気ではない飲み会でも、大人は付き合いも大切なので
「ちょっと遅れるかも・・・」
なんて連絡を入れ、のんびり向かってください。
まず、ベテラン刑事サマセットを演じたモーガン・フリーマンが、この映画の芯をしっかりささえている様な渋い演技と存在感で、多くの方が彼がベテラン刑事と言う設定に気持ち良さをおぼえるのではないでしょうか。
また、劇中で新任刑事ミルズの自宅へ招待された時、ミルズの新居には問題点があるのですが、それを笑うモーガン・フリーマンの演技もとても良かったと思います。アドリブと言うか、本当に笑ってしまったシーンなのかも知れませんが、この映画の大好きなシーンです。
次に新任刑事ミルズを演じたブラッド・ピット。
僕は彼を今回の鑑賞で好きな俳優リストに入れることにしました。やはり才能のある俳優だと思います。
異性に好かれようとする行動は同性からは「フン!」なんて思われてしまう要因の1つだと思うのですが、僕はブラッド・ピットにそれに似た感情を抱いていて、彼の出演作は面白いものが多いのですが、好きな俳優とすることに抵抗がありました。男性でジャニーズ系のファンが居ない理由に近いと思います。
しかし、ブラッド・ビットは役者として、そんな次元はとっくに通り越しているように思えました。彼の持つ容姿がそう言った出演作を呼んでいるような、僕も含めた、モテない男達がそうした人物に仕立て上げようとしているのではないか?そんな自責の念が浮かびました。
この映画のラストの1番印象的なシーンを、彼は完璧にこなしていたように思えます。
銃を構え、悲しみと怒り、困惑、その複雑な感情の葛藤を見事に演じていたと思います。僕はおそらく一生忘れられないシーンであり演技だったと思います。
また、どんな性格の刑事なのかも細かい部分で演じているように思えました。脚本にはない彼のアイデアなのではないかと思える演技も多々あり、好きな俳優と素直に言えるようになりたいです。
ミルズ刑事の奥さんを演じたグウィネス・パルトローも出番は少なかったですが、ラストを効果的にする演技を無駄なく適切に演じていたように思えました。
もう少し憶えやすい名前の女優なら、好きな女優リストに入れたいくらい、劇中の彼女の雰囲気は好きでした。そう言った理由も手伝い、ラストは衝撃的で、ミルズ刑事の心中がとても痛々しく感じられました。
そしてケヴィン・スペイシーですが、文句なしだと思います。
この事件の犯人が彼と言うだけで納得してしまいました。短い出演時間であれだけ説得力があり、更に興味を向けさせる雰囲気には驚かされます。
演技力なのか生まれ持った素質なのか、僕にはまだ判断できませんでしたが、彼はそのくらいの異常性を内に秘めていても納得させられるだけの器の持ち主なのだと思いました。
僕はこの映画の監督デヴィッド・フィンチャーの作品が好きです。
まだ、全ての作品を観たわけではないので大それたことは書けませんが、この映画「セブン」で言うなら雨の降る街とラストの荒野は雰囲気作りだけではないように思えます。
前回の鑑賞迄は、この感想の冒頭で述べた雰囲気作りとして、とても効果的な演出だと感じていたのですが、久しぶりの映画鑑賞と言うこともあり、集中力が増していたのでしょうか、今回もう少し深く感じるものがありました。
それはこじつけかも知れませんし、そう言った部分を感想とするのは野暮なことだと感じ始めているので敢えて書きませんが、あらためて監督の才能を感じられたような気がしました。
また、話がラストのブラッド・ピットのシーンに戻りますが、ミルズ刑事が複雑な感情の葛藤中に「パッ」と一瞬映し出されるあの映像も、どんな台詞を挟むより効果的だったと思います。素晴らしい演出だと思います。
「後味の悪い映画」
そんな感想を持つ方も要るかも知れませんが、犯人の計画はブラッド・ピット扮するミルズ刑事が死なない限り成功していないと考えると、サマセット刑事の最後の台詞は、光明をじわじわと感じられる良い台詞だと思います。
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Comment
パッチさんこんばんは☆

謙遜が苦手なので思い切って言わせて頂くと、本当にコレだけが神様に貰った救いだと思っています

性格もひねくれていますし、勉強も大嫌いでしたが、美術や図工的なことだけは先生に褒められる幼少期でした

どんな奴でも1つくらい取り柄ってあるものなんだなぁ〜と自惚れている部分です

って、確か以前にも似たような謙遜なしのコメントをしてしまっていると思いますが大目に見てください

オープニングの雰囲気良いですよね。
パッチさんもご存知かも知れませんが、タイトルデザインを担当しているのがカイル・クーパーなんですが、奴の作り出すオープニングクレジットは痺れるモノが多く好きなデザイナーです。
こ洒落た感じのモノ(当ブログのようなモノ
)はある程度の技術があれば誰でも作れると思うのですが、彼の作り出すモノは最高だと感じてしまうモノが多いです。セブンと言う映画の内容を理解し、それを盛り上げる為に多大な効果を発揮していると思います。出演者も豪華で適役だと感じています。感想でも書きましたが、ブラッド・ピットを好きな俳優リストに入れましたし、グウィネス・パルトローも好みなので良かったです。モーガンはもともと好きな俳優ですし、ケビン・スペイシーは異常なほどしっくりきてしまいました。
このジャンルの映画をそれほど沢山観た訳ではないですが、最高傑作だと思っています。
それと、パッチさんのブログではありがとうございました。
「スライディング・ドア」「恋に落ちたシェイクスピア」「愛しのローズマリー」のいずれかを機会を見つけてレンタルしてみます。
一応ネットで女優名で検索したのですが、どの映画が彼女のヒット作なのか分からなかったのでお尋ねさせて頂きました。助かりました

コメントありがとうございます

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いつも思うんですが、まるでおしゃれなバーにやってきたかのようなブログですねっ♪
デザイン・構成など細部までこだわっているのが伝わってきますし、とてもすばらしいと思います♪
この映画「セブン」は本当にすばらしい作品ですねっ♪
私は2度ほど鑑賞しましたが、やはり何度観てもすばらしいです♪
映画の雰囲気というのを私はけっこう大切にするんですが、オープニングの雰囲気で一気に心が捕まれてしまいます♪
そして出演者も豪華ですよねっ♪
モーガン・フリーマン、ブラッド・ピット、ケビン・スペイシー、グウィネス・パルトロウ♪
この頃ケビン・スペイシーとグウィネス・パルトロウはそれほど有名ではなかったですけど、のちに有名になったのも頷けます♪
何度観ても楽しめるすばらしい作品ですねっ(^^)