エターナル・サンシャイン
エターナル・サンシャイン(Eternal Sunshine of the Spotless Mind)
映画ジャンル/ラブストーリー・SF・ドラマ・コメディ
2004年(アメリカ)
監督/ミシェル・ゴンドリー
製作/アンソニー・ブレグマン、スティーヴ・ゴリン
脚本/チャーリー・カウフマン
撮影/エレン・クラス
音楽/ジョン・ブライオン
出演/ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルステン・ダンスト、マーク・ラファロ、イライジャ・ウッド、トム・ウィルキンソン、ジェリー・ロバート・バーン、トーマス・ジェイ・ライアン、ジェーン・アダムス、デヴィッド・クロス
映画賞/第77回アカデミー脚本賞(チャーリー・カウフマン、ミシェル・ゴンドリー、ピエール・ビスマス)、第58回英国アカデミーオリジナル脚本賞(チャーリー・カウフマン)、編集賞(ヴァルディス・オスカードゥティル)。
映画エターナル・サンシャインのあらすじ
バレンタインデー間近の朝、ナイーヴな青年ジョエルは会社を休み、突発的に目的もなく人気のない海に足を運ぶ。その小さな旅行で、クレメンタインという名の明るい女性と知り合う―――
ジョエルとクレメンタインは恋に落ち、月日は流れて行った。ある日、ジョエルが彼女の勤務先へ訪れると、彼女はジョエルを無視し、彼女に新しい男が出来たことを目撃してしまう。突然の出来事に困惑し悲しみに暮れるジョエル。それを見兼ねた友人が彼に1通の手紙を差し出す…
映画エターナル・サンシャインの感想(※ネタばれ注意!)… 5/5点
しばらく、他の映画を観ても良い評価が出来ないんじゃないかと思うくらいの傑作でした。
実は、この映画「エターナル・サンシャイン」の鑑賞をずっと楽しみにしていました。理由は単純で、ジム・キャリーのシリアスな演技が観られるだろうという思い・・・と言いますか、それ以外の情報は敢えて何も入れない状態で、昨晩やっと鑑賞したのですが、久しぶりに映画の鑑賞中に鳥肌が立ってしまいました。
先にお断りしておくと、あらすじも他の出演者、監督や脚本家も知らなかった僕は、おそらくこの映画を楽しむべく条件を完璧に近い状態で満たしていたように思えます。
女性の視点からは分かりませんが、男性で失恋に苦しんだ経験があり未見の方は、以下の文に目を通すことなく鑑賞することをおすすめします。
まず主演のジム・キャリーの演技力の幅に驚きました。彼の出演作「マン・オン・ザ・ムーン」で、シリアスな演技も良いだろうなと薄々感じていたのですが、明るい作品の彼に親しみを感じてる僕としては、劇中の彼の表情や台詞に胸を締め付けられる思いでした。
親しみを持ってる部分とのギャップが、彼の演技への評価を上げている部分もあるのでしょうが、寡黙で繊細で優しい男を見事に演じていたと思います。劇中で少しだけ、ジム・キャリーらしさが垣間見られるシーンがあったのも嬉しかったです。
そして、クレメンタインを演じていたのが、映画「タイタニック」のローズ役の女優ケイト・ウィンスレットだったのも、先述した、この映画を楽しむべき条件を満たしていたと思った理由の1つです。
実は映画「タイタニック」は劇場で2回鑑賞しています。理由は、簡単に言うとジャックの恋人役を演じたローズに惚れてしまったんだと思います。
しかし、特に彼女の他の作品が気になったりしたことはなく、今回この映画で久しぶりに彼女の演技を観たのですが、実は恋人役がとても巧い女優さんなのではないでしょうか。
車から降りてジョエルに少しだけ微笑みかけるシーンや、何気ないところで愛情を表現することの出来る女優さんに思えました。
役者は揃ったと映画の冒頭で感じ、あとは脚本と映像と音楽に期待しつつ鑑賞したのですが、そのどれもが期待以上でした。
何も予備知識を入れずに鑑賞した甲斐があったと思います。
脚本の記憶を消すという発想から、記憶の中をクレメンタインと一緒に逃げ回ると転じた時に、自分自身の脳がフル回転するような感覚に陥りました。
そして、その心象的と思える部分を、映像で見事に表現していたと思います。映像のセンスの良さは、物語の序盤で好みのものだと分かったのですが、物語が記憶の中へと移行するにつれ、主演の2人の演技もあるのでしょうが、自分の記憶を回想するかのように胸に響きました。そこに合わせる音楽も絶妙だったと思います。
また、劇中のメアリーを演じた、映画「スパイダーマン」のヒロイン役の女優キルステン・ダンストの演技も良かったと思います。スパイダーマンの鑑賞では感じられなかったのですが、ハイになってる演技や精神的に少し危うい女性役が印象に残りました。
昨晩の鑑賞した余韻がまだ残る、傑作だと思います。
この記事を投稿したら、DVDを注文しようと思っています。
追記
みやぽーさんのカフェと映画のにちようびで僕とは正反対の感想をご覧頂けます。評価は正反対ですが、僕は妙に納得してしまった好きな記事です。興味のある方はどうぞ☆
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Comment
コメントありがとうございました
ジムの演技の幅を見せてもらった映画でしたね。
ただの恋愛映画に収まらないところが監督のセンスのよさだった
ように思えます。
記憶の中の幸せな頃の場面もその後に記憶を消されるって事を知っているからこそせつなさが倍増しました。
女性のわたしもジョエルのせつなさは痛かったです。
失恋の経験があるからなのだと思いますが。
ここまで見ている人の心に響くジムの演技はスゴイと今更ながらに感心してしまいました。
ピクセルさんの言っていた音楽の絶妙さはMV監督時代につちかったものだったのでしょうね。
アカデミー賞でも脚本賞を受賞しただけある、オリジナリティにあふれる映画でした。
(ちなみに家のカレンダー今月はこの映画の壁紙を利用した自作カレンダーになっています、といっても配置して印刷しただけのものだけど)
yutakaさん、こんばんは★

一昨日の夜(鑑賞し終えた夜)は頭が妙に覚醒してしまって、ほとんど寝れなかったです。鑑賞中からそうだったのですが、色々なことを思い出しまくりな夜になりました

yutakaさんのブログにこの映画の感想があることも、大分前から気付いていたのですが、昨晩ようやく読ませて頂きました

yutakaさんがエターナル・サンシャインの記事のタイトルにも使っている言葉「忘却とは許すこと」を、僕も知らしめさせられた気がします。
本当はそちらに昨晩コメントを残そうと思ったのですが、眠気に勝てませんでした

本当に、こんなに良い映画ならもっと早く観ておくべきでした

>>ジム・キャリーが好きなピクセルさんには大変大事な映画になる
はい。僕もこの映画はきっと何度も観たくなるだろうと思い、DVD購入しちゃいました

土曜の夜にでも、さっそくもう1度観直そうと思っています。
コメントありがとうございます

後ほどあらためてyutakaさんのエターナル・サンシャインの記事へお邪魔させて頂きます。
じゅーりあさん、こんばんは☆
普段と言うか、明るい映画のジム・キャリーしかほとんど知らない僕としては、なんて言うか・・・
他の恋愛映画とは胸の締め付けられ具合が違いました。
普段が「キュ」ぐらいなら、このエターナル・サンシャインでは「キュッ」ぐらい締め付けられました・・・
・・・嘘です。
「ぎゅ〜〜〜〜ぎゅぎゅぎゅ!」と、本当に素晴らしかったと思います

じゅーりあさんも仰っている通り、痛いくらい切なく感じるシーンが僕もありました。また、自分自身の記憶と少しダブルような部分もあったので、「ぎゅ〜〜〜〜ぅぎゅ!ぎゅぎゅ!プリ」と締め付けられすぎて何か汚いものが、変なところからはみ出してしまうんじゃないかってくらい締め付けられ過ぎました

>>音楽の絶妙さはMV監督時代
おそらくそうなんでしょうね。知ったかぶりを少しさせて頂くと、もとMV監督が最近勢いがあるように感じてるのは気のせいでしょうか?
なんか他にも、気になった監督でMVをずっと作っていたなんて話を聞いたのですが、誰かは忘れてしまいました。嫌、1人じゃなく、僕が好きになった監督の何人かがMVを経て、映画監督になってるのです。日本人の岩井俊二監督も・・・
今度しっかり調べてみます

でも音楽からイメージして、その音楽にあう映像を作れるってことは映画監督としても、その才能を発揮できそうな気がします。
なるほど。映画でカレンダーを作るなら、3月はたしかにエターナル・サンシャインだと思います

12月はラブ・アクチュアリーですか?嫌、あれです。ナイトメアー ビフォア クリスマス!?
映画のカレンダー作り面白そうですね

コメントありがとうございます

本当に正反対ですね〜(笑)
この映画に対するピクセルさんの熱意がビシバシ伝わってきました

ひとつひとつの感想が興味深い!
映画って、本当に見る人によって印象が違うんだなあと思います。それが面白いところですよね。
私がこの映画にはまれなかった敗因は、あまりにも周囲の評判が良いため期待しすぎたところにあるのではないかと思います

何の予備知識を持たずに真っ白の状態で鑑賞できたピクセルさんが羨ましいな。そういう見方が一番良いのでしょうね。
あとTBをよろしくデス♪
みやぽーさん、こんばんは☆

気持ち良いくらい正反対ですよね

みやぽーさんにも楽しんで頂けたみたいで嬉しいです

でも、評価は正反対ですが、僕とみやぽーさんのエターナルサンシャインを鑑賞する際の着眼点はとても近いような気がしました。
ただ、そこで僕はたまたま良い方に転び、みやぽーさんは悪い要素が積み重なって行ったと言うか何と言うか

だからでしょうか、みやぽーさんの感想に妙に納得しながら笑ってしまいました

僕も最近つくづく感じていることなんですが、予備知識や期待はできるだけ少ない方が映画って楽しめるような気がします。
映画の感想ブログで、多少なりとも予備知識を紹介している管理人が言っても良い言葉なのかは複雑なところですが

TBの承諾&コメントありがとうございます

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エターナル・サンシャイン見られたのですね。 僕も思い出しただけで胸が締め付けられます。 それでも切ない気持ちだけ残していかないのがエターナル・サンシャインなんですよね。
ジム・キャリーが好きなピクセルさんには大変大事な映画になると思います。 二人の俳優さん(ジムとケイト)は最高の演技をしてくれていると思いますから。 本当に良い映画です、出会えて良かったなって思います。