犬神家の一族
2006年(日本)
監督/市川崑
製作/黒井和男
脚本/市川崑、日高真也、長田紀生
原作/横溝正史
撮影/五十畑幸勇
音楽/谷川賢作
出演/石坂浩二、松嶋菜々子、尾上菊之助、富司純子、松坂慶子、萬田久子、葛山信吾、池内万作、螢雪次朗、永澤俊矢、石倉三郎、尾藤イサオ、嶋田豪、三條美紀、松本美奈子、林家木久蔵、三谷幸喜、深田恭子、奥菜恵、岸部一徳、大滝秀治、草笛光子、中村玉緒、加藤武、仲代達矢、中村敦夫
映画犬神家の一族のあらすじ
昭和22年2月、信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛(さへえ)が莫大な遺産を残し永眠についた。
佐兵衛には腹違いの3人の娘、松子(まつこ)、竹子(たけこ)、梅子(うめこ)がおり、それぞれに佐清(すけきよ)、佐武(すけたけ)、佐智(すけとも)という息子がいた。
さらに犬神家の屋敷には、佐兵衛が世話になった恩人の孫娘・野々宮珠世(たまよ)も暮らしていた──
そして、遺言状は古舘弁護士により私立探偵・金田一耕助の立ち会いのもと公開される。
「佐清、佐武、佐智のいずれかとの結婚を条件に、犬神家の全財産を珠世に譲渡する」
相続争いへと一族を駆り立てるような遺言状は、古舘弁護士の部下(若林)が予期していた一族の不吉な争いの元凶となってしまう──
映画犬神家の一族の感想(※ネタばれ注意!) … 3/5点
岩井俊二監督が映画作りのバイブルとしている作品とのことで映画「犬神家の一族」に興味を持ち鑑賞しました。
オリジナル版を鑑賞したかったのですが、レンタル中だった為リメイク版の感想です。
まず、佐清(すけきよ)と言う登場人物が非常に印象深く物語を楽しめました。独特の不気味さ、インパクト、おそらく一生忘れられない登場人物です。
また、石坂浩二演じる金田一耕助も良かったです。幼い頃に地上波で金田一耕助シリーズは何作か観ていたと思うのですが、他の作品もこれを機会に鑑賞し直していきたいと思いました。
ただ、女優のキャスティングに違和感を感じてしまい・・・
オリジナル版がやはり気になるところです。
深田恭子は可愛いのですが、時代背景と合っていない女優に思えてしまいました。何故そう感じてしまったのか色々と考えてみたのですが、眉毛の形や顔立ちと言った見た目に時代を感じられなかったように思えます。可愛らしさの種類が新しいのでしょうか、違和感を感じた部分です。
また、珠世(たまよ)役の松嶋菜々子も奇麗なんですが、時代背景と似合わない身長の高さや、今時な雰囲気を感じてしまいました。猿蔵との2ショットでは、どちらも損しているように思え映画が安っぽく感じた部分です。
犬神佐兵衛(さへえ)の遺影の眉毛、金田一耕助、署長、佐清(すけきよ)、セットの雰囲気や演出は力強く昭和22年な印象を受けるのですが、深田恭子と松嶋菜々子と言わず、違和感をおぼえるキャスティングが多かったように思えました。
個人的には奥菜恵の演技が好印象でした。ヒステリックな声や表情に、奥菜恵と言う事を忘れさせ犬神小夜子(さよこ)を観られた気がします。
僕がこの映画で1番興味深かったのは、松子が殺人を繰り返す動機です。
終盤、少し心霊めいたシーンがあるのですが、深く考えさせられました。殺人鬼の中に愛とも狂気とも言えぬ、深い心理描写があるように思えました。
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