映画山脈

映画山脈ではなるべくネタばれ無しの映画感想を心がけてきましたが、ブログ開設1周年を境に感想にはネタばれが付きものと考え運営中です。未見の方はあらすじだけを鑑賞のご参考にしてください。映画一覧リストあります。

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七人の侍

七人の侍(Seven Samurai)
映画ジャンル/時代劇アクションドラマ

七人の侍(2枚組)<普及版>
七人の侍(2枚組)<普及版>

1954年(日本)
監督/黒澤明
製作/本木荘二郎
脚本/黒澤明、橋本忍、小国英雄
撮影/中井朝一
音楽/早坂文雄
出演/三船敏郎、志村喬、津島恵子、藤原釜足、加東大介、木村功、千秋実、宮口精二、小杉義男、左卜全、稲葉義男、土屋嘉男、高堂国典、熊谷二良、富山晴子、東野英治郎、上田吉二郎、谷晃、中島春雄、多々良純、堺左千夫、渡辺篤、小川虎之助、千石規子、山形勲、上山草人、高木新平、大友伸、高原駿雄、大久保正信、大村千吉、杉寛、林幹、牧壮吉、千葉一郎、堤康久、宇野晃司、島崎雪子、仲代達矢
映画賞/第15回ヴェネチア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞

映画七人の侍のあらすじ

時は戦国時代―――

収穫の季節を迎えるとある農村では、野盗と化した野武士の横暴に苦しみ怯える百姓達が暮らしていた。戦う術を知らない百姓達は侍を雇う事を思いつく。

早速4人の百姓が村の存続を背負い町へと侍探しへ向かう。貧しい百姓に雇われようと言うもの好きな侍は見つからず、また、侍の善し悪しも見抜けず空腹と絶望感が募って行く―――

そんな折、盗人が子供を人質に農家に立てこもる騒動が起きる。その子供を救出すべく1人の初老の浪人が現れる―――

映画七人の侍の感想(※ネタばれ注意!)… 5/5点

世界中の多くの監督・クリエーターに教科書とまで言わしめている、黒澤明監督の最高傑作と呼び声高い映画「七人の侍」を十数年振りに鑑賞しました。

正直、前回の感想はこのブログで言うところの4点くらいの評価だったと思うのですが、今回あらためて鑑賞してみて驚きました。映画としての面白さが、ある意味『これ以上は詰められないだろう・・・』ってくらいギッチリと詰まっている映画でした。

脚本の素晴らしさ、登場人物の魅力、配役、映像のリアリティと迫力など挙げれば切りがないくらい完成されているように思えました。感想を書くにしても、何処に触れるのが良いのか決めあぐねてしまうくらい未見の方にお薦めしたい映画です。

注)ネタばれ危険!XXXXXXXXXXX
未見の方はココより下は読まないで下さい。

まず脚本の面白さは今迄観た邦画の中では1番かも知れません。笑える「面白さ」と言う意味ではなく、物語自体の完成度の高さを感じずには居られませんでした。野盗化した野武士と百姓の問題を侍(浪人)が解決すると言う単純な物語に散りばめられたそれぞれの人間性が、格好良かったり格好悪かったり、楽しかったり切なかったり、優しかったり恐ろしかったりと、鑑賞中は何度も心を揺さぶられました。
感動と言う言葉の意味とその種類の多さを感じられたような気がします。

またその脚本を昇華しているのが配役だったのではないでしょうか。主要の7人は勿論のこと、脇役などもリアリティを感じる配役でした。町を歩く侍の顔と商人の顔、百姓の顔、まるで優れた画家が描いたように、性格や育ちなどが台詞がないような脇役からも伝わってくるような気がしました。

そして七人の侍の個性が素晴らしかったです。繰り返しになりますが適役であり、演技と感じさせない演技が侍の個性を活かしているように思え、劇中でその1人1人が印象にしっかりと残りました。

三船敏郎演じた菊千代が色々な意味で映画に面白さと深さを与えていたように思えます。
宮口精二演じた久蔵は侍の痺れるくらいの格好良さ、木村功演じた岡本勝四郎は素直さや青臭さが他の6人を引き立て、また志乃との恋に困惑する姿は映画に色や優しさを与えていたように思えます。千秋実演じた林田平八は菊千代の個性を活かすと同時に和ませる働きがあったように思えました。

志村喬演じた兵法を心得た人徳のある将(島田勘兵衛)に、稲葉義男演じた片山五郎兵衛や加東大介演じた七郎次のような優れた浪人が忠誠を寄せるのも納得ですし、それぞれが物語にとって不可欠な存在に思えました。

表面的な部分だけを観てもエンターテインメントとして優れた映画であり美徳を感じられる映画だと思いますが、登場人物の人間性や思想を分かりやすく深く描いたところに僕はこの映画の醍醐味を感じました。
また、野武士の数を○で並べ、倒した人数を×で消すと言う単純なアイデアが映画に与えた効果は絶大に思えました。うまい言葉が見つかりませんが地味に監督の凄さを感じた部分です。

黒澤明監督が巨匠と呼ばれていることは勿論知っていましたが、人の心を動かす些細な感動なども常に意識し、多面的に捉え、それを的確に表現できる監督なのではないかと思いました。物作りへの執念などもこの映画から感じられ、今更ですが好きな監督が増えました。

今はこの「七人の侍」よりも面白いと僕でも感じられるような映画が、黒澤明監督が残した作品の中にあること願っています。

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4点…とても楽しめる好きな映画。
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